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理不尽な出来事

ヨガを勉強しているので
「感情のコントロール」は常々とても気をつけている、というか
努力している毎日である。
ヨガときくと、一般的にポーズだけをおもいうかべてしまうのだけど実はライフワークなんだよね。

今日、とてもいやな出来事があり、気持ちのコントロールをつけるためにどうしようか、誰かに電話してきいてもらおうか、とも考えたんだけど(きっと以前だったらそうしたけど)
じっくり自分の内にはいってみることにした。

カイを散歩していて、子供たちもなかなか帰りたがらなくて、でもかなり時間たったろうな~っていう矢先、中年のカップルとリーシュに繋がれたロッドワイラー系のちょっと怖そうな犬がやってきた。カイは誰にでも犬流挨拶に行くのだけど・・・・
リーシュをもってたおっちゃんが「No!」と言うのと殆ど同じ瞬間、近づいてくるカイの頭を蹴った。

唖然・・・・

でもわれにかえって「蹴らんでもええだろうが!!」と叫んでしまった。
するとおっちゃんは「噛みちぎられてもええのか!!」と返す。
「Noっていえばいいやん」
「言ったけど来たから、だいたいリーシュするべきや」
「犬の挨拶しただけやろうが! カイはなんもしてないやん」
「だからかまれてもええのか!リーシュするべきや」
「そんな怖い犬外に連れ出すなよ」

・・・・・・と、いうような言い合いになった。殆どはおばちゃんとだけど。
おっちゃんはさっさと行ってしまった。自分たちの犬をリーシュにつなげてるから
といってリーシュにつなげてることのみを主張してただ近寄ってきた犬を蹴っても
いいのだろうか?


子供もいたし、他の人もいたけど怒りがとまらなかった。
暴力をふるうオーナーに噛む犬がいて、なんにもしていない犬が蹴られ、そのオーナーが
怒鳴られるなんて・・・あんまりだ。

かなり前に似たようなことがあった。
自分の犬がトレーニングされてないのでカイもリーシュにつなげるべきという
世界は自分のルールで成り立っている論である。

ずーっと前は言い返すことはしなかった。
今はだまっていてはいけない、とどこかで思ってしまってすぐ行動に移してしまう。


・・・・果たして、私のしたことは正しかったのだろうか。
言い返したところで、あの人たちが変わるわけでもないし、あの犬が噛まなくなるわけでも
ないのである。私は怒って大声をだしたことで(その人たちが遠かったので)
怒りが激しくなったような気もする。かといって、何も言わずにいたとしてもやっぱり
ふつふつと煙から火になっていた経験があるだけに爆発してしまったのだろうか。

・・・・・・・・

いっぱい遊んで歩いた子供たちはさすがに疲れて
(散歩2時間以上!)
久々に昼ねをしてくれた。
そのあいだにヨガのAsanaをした。

そしてヨガの8つの規律の始めのふたつであるYama Niyamaを考えた。
Yama(Ethical Discipline)      Niyama(Individual Discipline)
-非暴力                -清浄
-真実                 -満足
-盗まない                -熱意
-自制                  -自己を学ぶ
-切望しない                -神へ奉献


そして今朝はパパがいなくて4日目だし、家事は休んで
さっさとカイの散歩行って、なんか違うことして楽しもうと思っていたのに洗濯たたんで
いたので結局出るのが遅くなってしまったこともその人たちと遭遇してしまった原因なので
やっぱり私が招いた出来事なのである。

ものごとが起きるのはそれぞれの学びのためと私は思っているので
これを機に、今後こういうことがあったら一体どう対処するべきなのかを
Yama,Niyamaをもとに考えるきっかけになったのはよかった、と思う。

やっぱりそういう人は無視して、かつふつふつとした煙が火にならない自分をつくるべき
なんだ、と思う。

ヨガストラのひとつにとってもいい教えがあったのを思い出した。それは人や自分にどう
対応していくかの5つのなかのひとつにこういう言っても変わらないような人は相手にしない
こと、である。もちろん、こういうことって頭のなかでは当たり前のことで分かってること
なのに、落ち着いて対応できない場合がある。

幸い、こどもたちは私にもそのおばちゃんにも怯えなかったし、私もその後家に着いてから
まだ走り回る実羅がこけて大泣きして、なかなか止まらないときも、静かに対処できたので
自分にCompassionをおくり、じゃあなにを自分にしてあげようか、とこどもたちが寝た後
思ったけどやっぱりYogasanaであった。

そして気持ちの整理として今こうやって書いてみると、もっと気持ちが落ち着き
怒りももう去り、これからまた楽しくやっていこうと思う。

でも当分あの道は避けるけどね。

by mi-chanlucalu | 2008-12-01 10:00