K Y  私が読めない人

お盆の真っ只中の日本の夏はとても暑いらしい。

うちに54日間ステイする16歳の中国人カティが今日は彼女のお父さんの
お友達のアパートへ泊まりに行っている。
彼女はうちに来たすぐ次の日にその人のところへ行くと言っていながら
今日まで行くことはなかった。特に招待もされなかったわけである。

私にとって今までで一番ストレスフルなホームステイの生徒だった。
もちろん、学校側から彼女がどういう子だということを詳しく知らされて
いなかったということは大きいのだけど、実際彼女と暮らしてみて色々と
気づきながらもなんとかやってきた7月はきっとKatty(ニックネーム、
中国名はルイという)にサマースクールに行くという目的があって、それを
彼女がなんとか毎日こなしていたからだと思う。

7月も終わりのころ、ある自閉症に詳しい友人にKattyのことを話していると
「そのこ、アスペルがーじゃない??」と言われた。

そのとき私はアスペルがー症候群がどんなものであるかということを
全く知らなかったけど、友人がある程度のことを話してくれた。

そしてすぐに予定していたキャンプへ行き、そのキャンプ中に確かに
そう思えば色々今までの行動やコミュニケーションに対して説明がつく
と思い出した。パパともキャンプ中にその話しをして、お互い納得。

さらに家に戻って、Googleで検索。アスペルがー症候群は軽度の自閉症で
知的障害がない。特徴として、「社会性」「コミュニケーション」「想像力」に欠ける
ということを学ぶ。「想像力」というのは、つまり話をしていて、相手のことばの
裏が読めないのである。それまで言われたら言われたことだけをしていたのも
こういうことからなのだと思う。友達がひとりもいないのも特色のひとつで
これは大きいのではないかと思える。

そのとき私の直感はもうこれしかないと思えた。

ただ、一般に知られている自閉症ひとつとってもものすごく幅が広いのに
そのうちのひとつであって、その他の特徴が書いてあるのを読んでいて
全て一つ残らず彼女にあてはまるわけでない。これは多分どの自閉症でも
そうなんだろうけど、本当にファインラインなのだ。

専門的な診断はされていないと学校側が言う。

でも友人にアスペルがーと言われるまでにも、私はコーディネーターに電話
して「彼女はなんか問題があるのでは?」と尋ねたことがある。
ただ結局診断がされてないので詳しいことは私に告げられなかったのである。
もしぶちまけたら私が断るとでも思ったのだろうか。
今回の件で、学校側の責任のなさにあきれたコーディネーターはその
ポジションを降りたそうだ。
「だいたいこういう子をホームステイさせるのが間違っているのよね」
だそうだ。


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今日45日ぶりに家族だけになってみて感じる開放感は格別のものだった。

とくに8月になってからは、学校もなく、ひとりの友達もいない16歳は、毎日
怒っているとしか思えない表情を崩さずに過ごしていて、私たちにいつもおも~い
空気をまきちらしている。ただそれだけで、本当に引きこもってくれるのなら
理解もできるのだけど、いつも絶妙なタイミングで現れ、さらに小さな迷惑を
引き起こし続ける。そして、それだけならまだ我慢もできるけど、いちいち
注意しないとすまないこともしてくれて、注意をすると、それがたとえどんなに
下手にでて話しをしても、すごい目でにらまれる。はぁ~~~~~~~・・・

こんなことを彼女がいない時間に延々と書きたくないし、それぞれのママ友に
話してきたので小さな毎日起こるエピソードは省くことにする。

もちろん!彼女の存在によって学んだことは大きい。でも今回は
それよりもストレスの方がかなり上回っていたように思う。

ただそれでもなんとかやっていけたのは(またまたなのだけど)
ヨガがあったからだと思う。開き直って、とにかく朝早く起きれる日は
子供が寝ているうちにPranayamaをした。これはサンスクリットの
プラナ=気=Life forceをからだに送るための呼吸法で、一般的に
知られている「からだがやわらかいやん、ヨガって」の方はアサナと
いってポーズです。アサナを練習しているとPranayamaがやりやすい
体になってくる。これを殆ど毎朝8月になってからはやっていたので
精神的にも肉体的にもどーっとくることはなかったと思う。

9月からは真面目にヨガのインストラクターのトレーニングに戻れること
がうれしい。過去一年で乳がんになってからもからだのことについて
学んだことは多いので、そういう経験も生かせたらと思っている。

あ~!!んとにあと1週間が待ち遠しいよん~!!!!
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by mi-chanlucalu | 2010-08-13 14:18