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父の死をめぐる

躁うつ病だった父は母が生存で元気だったころは
なんとか彼女のエネルギーと愛によって癒され私たち家族はまわっていた。
もちろん、それでも彼が「躁状態」のときは誰にも押されらないほどに
ひどくなることもたびたびだった。そのときにきちと投薬する知識を
もっと彼自身が学んでいれば、彼の人生はもっと違うものだったの
かもしれない。 ・・・・・あるいは。

最近、英語がよく分かるようになって私とパパとの話しを横で聞いてた
みらに「どうしたん」と訊かれたので「ママのおとうさんがしんだの」と
言うと、

「じゃあ、ママの新しいおとうさんは?」とかなり速攻で訊かれた。

大笑い。 彼らの世界は平和で新しいことに満ちている。


そんな家族に色々と迷惑をかけてきた父が誰にも迷惑をかけへん最後
でしたと兄からのメールに入っていたのを読んだとき、とてもほっとした。
父は人生の最後にはとてもいいことをしたのだろう・・・・。

彼が死んでから、毎日のように日本へ行くことを考えている。
四十九日の法要に私もその場にいるべきなんじゃないかと・・・。
実際その方向への計画は始まっていて、自分たちのバケーションの
予定日を変更したり(これはすご~く楽しみにしていたのでさすがに取り消し
はしたくなかった)、ヨガのトレーニングの一環である受けなければ
ならないワークショップをキャンセルしたりした。

だから、後は昔エアーラインで働いていた友人からのオファーが
あり、彼女がまだそこで働いている友人からスタンバイのチケットを
購入することができるのでそれが実際可能で飛べるのを待つだけなのだ。
実は私もその友人に会ったこともあり、だから彼女もヘルプしてくれる
というかなりありがたい出会いになった。

6月の中旬はチケット代も高くなってきていてこのオファーがなければ多分話し
がここまで進まなかったような気もする。

ただ、スタンバイなので乗れないかもしれない。
だからまだ行けるかどうか分からない。

そして一応できることはしたので後は運にまかせることにした。

自分の直感のようなものと流れにまかせる。
行けてもいいし、行けなくてもいい。

でも実はヨガのワークショップの方は申し込みはしていたものの
今年はどうしようかとは少し迷っていたのでキャンセルして
少しほっとしている。
やはり疲れやすいので自分のからだをもっと大切にして来年に
しようか、とも思っていたのだ。

乳がんの宣告をされてもう1年がすぎた。
癌になってから考え方、生き方が変わった。

無理をしない、頑張らない、なるようになるさ、でやれることをやる。
でも、自分の内の気持ちや周りの流れの音も聞きながら・・・。

by mi-chanlucalu | 2010-05-06 14:17 | 生きること