アマゾーン

乳がんの診断、告知から2年、手術から1年7ヶ月が経過した。


最近ネットをサーフィンしていてギリシャ神話のアマゾンという狩猟民族が
女の人だけで構成されていて、馬にのり弓矢で狩をするために邪魔になる右乳房
を切り取っていたという話しを知った。ウィキペディアにはA=否定、mazos=乳(乳房)
とあって、もちろんこの民族の人全てが乳房を切り取っていたわけではないので、
この言葉はそこからとはいえないそうだが、これをを読んだときにサンスクリットの
Ahimsaの意味も非暴力でつまり、A=否定、himsa=暴力であったのを思い出した。
ことばっておもしろい。どっちも古いのでどっちが先かは分からないけどつながってる。

それはさておき、私も右の乳房を全摘出したのでなんかこの神話に共鳴してしまった。
もしかしたら私はアマゾンの生まれ変わりなんじゃないか、とか勝手に思って楽しんで
いたりもする。だってそれなら納得するじゃなか!とかね。そういえば一番最初に自分の
傷跡を見たとき、「うわ~!かっこいい。戦士みたい」と思ったのを思い出した。


松井真知子さんという作家が書いた本に「アメリカで乳がんと生きる」という本の表紙に
使われているの写真がアメリカの作家ディーナ・メッツガーさん。彼女も右乳房を全摘
しているのだけどその傷跡にブドウの木の刺青をいれていて、その人が裸で両手を広げ
ている。私はこれを見てう~ん、Tattooもいいなぁと考えた。いつか・・・。
ディーナさんの写真はここから


最近、まったくブラをしなくなった。胸を作るのも面倒くさくなった。
ないならないでいいではないか。
大体、双子の授乳が終わってから見るも無残にしぼんだ左の乳房との差も
そんなにないのだし、いくらヨガでいつもTシャツだからって気にしなくなってしまった。
乳房の無くなった右の胸は骨がすぐ触れる皮膚だけなのだけど、彼らなりになんとか
やっているのがとても愛おしくなるときがある。

アマゾン民族はとても強い女性たちだったそうだ。
アマといえば尼、これもつながっているような気もする。
女は強いのである。
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by mi-chanlucalu | 2011-05-02 10:40 | 乳がんをめぐる