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かわいそうな左腕 

今日は朝もはよから、CTスキャン、そして骨スキャンと続くテストの日だった。

CTの前になんかちょっとだけ(名前忘れた)入っているでかいカップの水を2杯、
さらにやる直前にまた1杯飲まされる。服のままでできるのかと思っていたら病院
のガウンに着替えたので、すきっ腹に水で段々寒くなってきた。
問題はここから・・・
CTの前にCT撮影に必要な色(だと思う)を入れるためのIV用の針をささなければ
ならない。(知らされてなかった)すかさず、私は右のリンパ切除しているので、左のみ
を使ってもらうよう頼んだ。リンパを切除した後はその腕の方に虫さされとか怪我とか
献血などを気をつけないと感染しやすいといわれるのだ。

CTの技術者は、じゃあ左からってことで 1回目、トライ。むむ、うまくいかない。
彼女はすぐに「IV Teamをよびましょう」といって去っていた。
するとちがうナースがやってきて。暖めたり、はたいてみたりして トライする。
そして、彼女としてはうまく入ったと思ったらしい。

マシンの上へ・・・・。
技術者が、「じゃあ、液体入ったら暖かい感じがするけどパニックにならないでね」
とマシンに入り、「さあ入れますよ」すると・・・その液体がどばーっ!!
身体にははいらない。どんどん寒くなる。

できたと思ったナースがやってきて「おかしいわねぇ~入っているのよ」と言い、
これでもかってくらいテープを貼る。そしてまたトライ・・
またまた液体がどばぁ~!!!

おいおい・・・

これはまずいと思ったらしく、一旦マシンからはずされる。
そのIVの入ってるところを見た技術者は「うわっ」ってすぐにタオルでその部分を
覆う。さっきのナースがやってきてそこを見るなり「うわっ」って・・・。
実際見てみると私も内心(うわ~血だらけやん!!)
しかし、ナースは他の人をテイクケアしないといけないらしく待つこと数分。

そして戻ってくるけど、それを抜き取ろうとせず、またタオルで暖めなおし、腕の他の
部分をちくり、これで3回目。痛い!    
うまくいかない。そして「なんて、細い血管なの・・」とぶつぶつ。


・・・しらんがなぁ~IVの専門の人呼んでよぉ~初めから・・・こんなに寒いと血管も
うかばれんで~

おしっこへ行きたいからこれ取ってと言うと、やっと血だらけの管を抜いてくれる。

・・・・・・ほっ

そしてやっとIVだけを専門にやってるおにいちゃん、スティーブがやってくる。
・・・むむ 若い。大丈夫か。でも信じなければ・・・。

「Hi,ぼくはスティーブ!」と明るいし、君にかかっているよ。

トライ、4回目。彼の手は暖かいので寒気は少し去った。

「う~ん、血管に入るのだけど、液体が入らない」

そうか、どうしてこれがあのナースに分からんかったんや。これが大きな違いや。

「もっと暖めよう」

暖かいタオル、これもさっきより暖かいし、腕全体に巻く。待つこと数分。

トライ、5回目。

これは手首のあたりで痛い。

う~ん、彼は一生懸命、タップ、タップ、タップ、血管を浮かせようとする。

がんばれ~スティーブ! 

腕をさすり色々探した結果もうすでに2本針を刺されてるすぐ近くのひじの内側に刺すのを
決めたようだ。

「これで最後だよ。もうこれでうまくいかなければコントラスト(液体)なしでやらなきゃ」

そうか、スティーブ!!!頼むよ。がんばれ!君ならできる!!
このときは真剣に気を送った。

針を刺し、テストの塩水を入れる。

「入ったよ!」

おおおおお~~~~~~~~よくやった!スティーブ!やっぱり専門家や!
ぱちぱちぱち!

彼はきゅってウィンクして片付けを始める。

よかったぁ~!!

最初からあのナースはプライドを捨てて彼を呼んでおけばこんなに刺されなくてもよかった
と思う。彼女もこれで学んだんだろうかね。
スティーブ君が来たときも 「変なのよ。入っていたのよ。ちゃんと。でももれちゃって」
って、入ってたら

もれんやろがぁ~!!!!!

もちろん、こっちの人って絶対謝らないしね。
いんだけどさ。こういう人に会うと素直になるってことの大事さを思うね。
素直に技術者の意見どおりすぐIVの人を呼んで、素直にできなったことを謝る。
大人になるとこういうことが段々できなくなる人が多いのだよ。

そしてほんとはこの後家に戻り、朝食食べて骨スキャンのはずだったけど、
もうそんな時間はなく、そのまま骨スキャンのための液体を入れに行く。

戻る途中、車の中で右腕が左腕をなでる。
「ありがとう。私を守るためにあなたが犠牲になってくれたのね」
とでも言ってるようだ。

すきっ腹に液体を2回も入れられて変な気分。もちろん大丈夫だったのだけど、
戻ってからまず大量のにんじんジュースとご飯と、大豆の煮たのと、カブの葉の
浅漬けと目玉焼きと具だくさんの味噌汁と緑茶2杯飲んでやっと落ち着いた。

そんなに落ち着く間もなく子供たちをピックアップに行き、ご飯を作り後片付けをして
また骨スキャンの今度はスキャンのパートをやりに病院へ戻る。
マリアがやってきてすぐ直行。

スキャンは13分寝てるだけで、服も脱がなくてもよかったし、ちょっと休めた感じ。

でもこれが終わり、カイを連れて行かねば。
家に戻り、公園へ。
風がびゅーびゅー吹く中を約45分くらいカイを走らせ、子供を遊ばせ
やっと自分のお茶タイム。

あ~忙しかった。

by mi-chanlucalu | 2009-10-26 07:49 | 乳がんをめぐる